昨日の午後、ストックホルム旧市街にて見つけたもの 

 そろそろクリスマスカードの返事を送らなければならない、とは言っても、もうクリスマスからは二か月も経っている。

 それならばイースターのカードはどうだ?これならかろうじて間に合う。

 とは言っても家にはクリスマスカードの買い置きしかなかった。近くのスーパーマーケットに行っても誕生日祝い等のカードしか置かれていなかった。


 そういえば、お土産店には絵葉書とカードが売っていたはずだ、と思いつき、数か月ぶりに錆びついた自転車を解錠し、旧市街に出掛けた。




 お土産店の中でも感じが良いと噂に聞いたところを探してみた。道路工事の関係で看板等もなかったがとりあえず探せた。(Silver Ocean, Slussplan 3)


 店の中では、ボリウッド映画のイケメン俳優顔負けの青年が明るい笑みを満面に浮かべて迎えてくれた。

 スウェーデンも多くのヨーロッパ諸国と違わず、お土産店ではインド・パキスタン・ベンガル系、あるいは中国系のオーナーを見掛ける。

 店員が愛想に欠けるような店も多いがここは違った。


 あいにくイースターのカードは置かれていなかったが美しいストックホルム夜景等のカードは豊富にあった。

  その中から美しい夜景のものと、(受け取り主がどう思うかは疑問であるが)スウェーデン王室の家族集合写真を数十枚購入した。



 

 通常は、住んでいる場所のお土産店で品物を購入することは滅多にない。

 それは、お土産品にあるものは実用性のない飾り物であったり、その土地の名前が大きくプリントされてある服であったり、品質が悪い、等の先入観に起因していた。

 しかし、目をきちんと凝らして見ると、土産品の中には実用品もかなり多い。

 衝動買いにはなってしまったが、上の写真に見られるトレーを一枚購入した。


 実は油を置く場所がなくて困っていたところであった。油を置いたところにはいつも漏れた油が溜まってしまっており、どうにかしなければ、と思っていたところであった。

 トレーも高質であった。同等のものをデパートで買った時の価格はこれの二倍ぐらいであった。

 ということでこれは実用的、かつ掘り出しものであった。





 木枯らし吹くあまりに寒い日であったため、マフラーも購入しようかと思った。しかし、この店ではトナカイのぬいぐるみのようなマフラーが主流であり、私には多少敷居が高かったのであきらめた。

 温かく高質な手袋は豊富であった。




  それにしてもやはり人が少ない。




 イタリア・フィレンツェほどではないにせよ、ストックホルムの旧市街も通常はいつでも賑わっていた。

 昨日は、時おりスウェーデン語以外の言語が聞こえて来たので観光客が皆無と言うわけではないのであろうが、しかし閑散としている。


 以下は、かなり流行っていた広場近くのカフェ、コロナ関連の規則および客不足のため一時閉店。




 高級服装店、KONKURS(破産)。



 

 案内が目に付いたのはこの二店であるが、他にも閉店しているところは多くあるものと思われる。

 現実はニュース等の数値で見るよりも痛い。

 現状では、困窮しているところは多い。観光客に依存している店にとっても死活問題であろう。

 

 トレーを購入させていただいた店も、オーナーの青年は笑顔で接してはくれたが、決して羽振りがよいというわけではないであろう。

 長期戦にはなるであろうが、なんとか持ちこたえて欲しいものである





ご訪問いただきありがとうございました。

一昨日、3月8日にはついにパンデミック規制に対する大規模のデモが勃発しました。これはスウェーデン公衆衛生局が当初から危惧していたものです。


本日は国際女性デーでした。駐日スウェーデン大使は、日本における国際女性デーが祝われることに対して眉を顰めているそうです。

https://www.asahi.com/articles/ASP365281P35ULFA02Y.html


皆様、今後も引き続きご自愛下さい。


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